2007年に渡米し、サクラメント・サイレンスのトライアウトを群を抜いての1位通過!昨年の出場した試合では、ギャンブル(スペシャル)プレーに起用されチームを勝利に導きました。
驚くべきその身体能力の高さは、負けず嫌いの性格と大学時代のチームメイトにありました。
熱血!!スポーツ好きは父譲り 趣味は、料理と筋トレ。ストレス発
散にも料理と筋トレ。和食が大好き
で自分でなんでも作ってしまう小倉
さん。「煮物はすっごくカンタン♪」
とアドバイスをしてくれました。 ケーキやプリンなんかも自分で作っ
てしまうそうで、唯一嫌いな物はき
ゅうり。基本なんでも食べる小倉さ
んのもう1つの趣味の筋トレについ
てどんなところがイイのか聞いてみ
ました。 |
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大柄のアメリカ人選手達の中で。l白23番が小倉選手。Photo: Nagata |
「ベンチプレスなんかをガーーーッ"ってしたあとにやめてフッと力を抜いた時、血が引く感じがイイ!!今では93キロは持ち上がります」と満面の笑みで答えてくれました。 そこでふと彼女のブログに書かれていたことを思い出し、それについても聞くと「そうなんですよ!腹筋8000回して筋肉痛になりました(笑)」とそれが事実と判明。いやぁ、すごいです。時間にして約2時間15分かかったとのこと。我々からするとほんと気の遠くなるような話ですね。 アメフトを始めたきっかけは、スポーツ好きの父の影響。小学生の頃から父とNFL(ナショナルフットボールリーグ)で1番大きな試合でもあるスーパーボウルをテレビで見ていて虜になったそうです。
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アメフトの魅力は最初にも書いたように「パッションとパッションのぶつかり合いで、ダイナミックなところ」。ダイナミックと言う言葉からも連想させる大柄な男性競技のイメージ。そんな世界に身長165センチの女性が大学入学と同時に飛び込んだのです。 背番号は母の趣味 島根大学のアメフト部の門をたたいた彼女を「女子だからと特別扱いはしない」という条件で先輩方は快く受け入れてくれたそうです。 大きな男子プレイヤーを相手にするのは怖くなかったですか?の質問に「慣れれば大丈夫!1回生の入部したての頃のタックル練習で、4回生と当ってしまい手加減がないので3メートルくらい吹っ飛んで脳震とうをおこしたんです。もう頭クラクラ(笑)でも最初にそれがあったからすぐ慣れましたね」と言っていました。 |
アメフトをしていて困ることは、女子の方が男子よりも関節が弱いから怪我をしやすいことだそうです。「私は、オフェンスでタックルされる側なんだけど、タックルがイイところに入るとすぐ怪我しちゃう」とのこと。聞いているこっちが痛くなるので、極力「イイところ」には入らないでほしいものです。 そんなお茶目な彼女の大学時代の背番号は1番。理由は母の「オンリー1がいい」のひと言から。「SMAP(の歌)が流行っていたからかな?」なんて笑いながら話をしてくれました。 オールラウンドプレイヤーはマニアック?
「大学時代はアメフト以外に熱中したものがなかった」と言うくらいアメフトにお熱だった小倉さん。「卒業論文もアメフトで書いた」とのこと。そのテーマはなんと『パント(のカバーだけ)』。アメフトに詳しくない人には、少し理解に苦しむマニアックぶりに私も驚きました。
そういう方のために少し書きますと、パントというのは攻撃(オフェンス)が攻撃権を放棄するときに蹴るキックのこと。もちろん大事なプレーなのですが、メインであるオフェンスやディフェンスではないどちらかというと「ツウ」受けするプレーの一つです。 |
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アメリカで。相手チーム選手(右)と。Photo:Brown |
そんなマニアックな彼女は、大学の専攻はアメフト(あるんですって!)。しかし、アメフトを専攻にする人は今までに誰1人いなくて研究室もなければ、担当者もいない『0からのスタート』。他にもポジションの話もたくさんしてくれました。 大学時代、最初はランニングバックがしたかったけど、監督から「外から見ていろいろわかった方が良いから」と言われ初めてついたポジションはレシーバー。 「本当はテールバックがしたかったけど、基礎体力がついて良いからと次にフルバックにコンバートされてしまい、それからはずっとフルバックで。それで身体が大きくなりました。2年半で体重が30キロちょっと増えてしまって(苦笑)。天下一品の特盛り食べてたし」。
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ディフェンスもしたことがあり(人数が少ないチームの宿命ですね・・・・・)、最初はセーフティでしたが、いつに間にかディフェンスエンドになっていたそうです。女の子がディフェンスエンドってすごくないですか!!というか女の子がアメフトやること自体すごいですけど(笑)。 「チームメイトにも恵まれ、自分の性別を忘れてしまうほどチームに溶け込んでいました。1人のチームメイトとして見られていて、困った時には助けを求められたりもし、とても良い関係でしたね」と大学時代を振り返りそう熱く語ってくれました。 |
素直な典子に恩師の行動 彼女の座右の銘でもある「倒れてもいいから」には、中学時代の体育の先生の存在が不可欠。授業で長距離を走る時に「倒れてもいいから!」と言って後ろから追いかけられ、当時の小倉さんは「じゃあ、倒れるまで走ってみようかな・・・」と素直に思い頑張って走ったところ、意外に倒れなくて 「結構人間って倒れないもんだな。じゃあ、倒れるまで走ったら超すごいじゃん!!」と思い、本当に倒れるまでやってこともあったそうな。そこから「頑張りすぎは良くない」と身をもって理解したそうです。 大学でアメフト部に入部当初は負けず嫌いな性格から、ほかの部員の3倍は練習していたという小倉さん。
「4回生の最後の方は試合にも出ていたけど、コーディネートする方が楽しくなっちゃった♪今のアサヒ飲料チャレンジャーズでのアナライザーも相手チームの分析をして傾向などをコーチや選手に伝える仕事ですごく楽しい!
・・・女子的には相手チームのイケメンを研究できるのがイイ♪モエ〜ってなるし、イケメンを見ると仕事もはかどる!」と熱血でかっこいい小倉さんから女子な一面を引き出し「目の保養にイイ!!」としばらくガールズトークを繰り広げた私たち・・・。 |

Photo: Nagata |
夢を追い続ける女神 「中学生の頃からアメリカに行ってアメフトをするつもりでした。でもチームがあるとか知らなくて、あるだろう!と軽い気持ちでいた」夢は大きく楽天的な小倉さん。そんな彼女の夢を現実的に1歩前進させてくれたのが、近所に住むプロの女子アメフトの先輩。 そしてアメリカに渡り、サクラメント・サイレンスのトライアウトに挑戦。「たまたまだけど、記録がズバ抜けてて(^^;)」と自由の国アメリカで惜しみなくその身体能力を披露。サクラメント・サイレンスで唯一の日本人として合格し、現在の活躍につながっています。
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夢はチャンピオンシップで優勝し、MVPを獲ること。
しかし、まず目の前の目標は、リーグ55チーム(1部2部3部有り)のサクラメント・サイレンスのいる1部(19チーム)で上位8チームにしか与えられない、プレーオフの出場権を手に入れることだそうです。
昨年は地区2位に終わりあと1歩とどかなかったとのこと。「2回1点差で負けた試合があって。それに勝っていれば!その2試合だけ怪我してて出れなかった」とほんと残念そう。
自身の出場した試合は全て勝っているので、悔しさは相当のものがあると推測できます。次のシーズンは怪我のないよう勝利の女神の活躍を期待したいです! |
Noriko KOKURA interview by L-Project
今回、L-Projectの取材に協力していただいた小倉典子選手、本当にありがとうございました。これからもエルプロは小倉さんを応援し続けます! (聞き手、文:横江和枝 同志社大学2回生) |